こんにちは。 カフェジンタ三条烏丸 オーナーの小野仁土です。
【人生の基礎を固める】シリーズ、今回で第4回となります。
バックナンバー
- 知っていると知らないとでは人生大違い!未来が劇的に好転する食事行動とは
- もしあのまま私が糖質摂取量を意識せずにいたなら…。
- 食べ方次第!人生の明暗を分かつ糖質との付き合い方とは
- 糖質摂取への小さな意識の継続で、人生は成功に向かって進む
この【人生の基礎を固める】シリーズでは、明るく幸福な人生を実現するために、その土台となる食生活を最適化し、糖質を意識することを、ご提案してきました。
その具体的な方法は前回のブログ記事でお伝えしたように、、量的なコントロールと、質的(食事にかける時間、食べ方)なコントロールを、組み合わせることです。
今回のブログ記事はここまででご提案した、食生活を実践することで、どのような効能を得られるのか、私の実体験を自己評価つきで、お話させていただきます。
もくじ
糖質の摂取量を意識するようになった発端である、花粉症はその後どうなったか
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目は常に痒みが我慢できないほどで、すぐに目を掻いてしまい、充血もひどいものでした。
市販の花粉対策目薬を、使っていましたが、気休めにしかならないような、感じでした。
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目が痒くなる、花がムズムズする、たまにくしゃみが出る、喉にかゆみを少し感じる、という症状は残っていますが、程度はかなり軽いです。
市販の鼻炎薬を使用量半分で、服用すると、症状はほぼなくなります。
このシリーズ第2回の「もしあのまま私が糖質摂取量を意識せずにいたなら…。」というブログ記事でも触れたのですが、私が糖質摂取コントロールを実践するようになった、発端が花粉症から発展したこの副鼻腔炎でした。
実は、今年(2021年)の春はメニュー開発のプロセス上、やむを得ず糖質を多めにとることになったのですが、久しぶりに花粉症で鼻炎が発生してしまいました。
もちろん、以前患った時ほどはひどくないのですが、一応耳鼻咽喉科かかってみたのですが、「少し副鼻腔炎気味かな~」という診断でした。
それでも、手術宣告をうけた以前とは比較にならないほど、軽い診断ですよね。
逆説的にも、やはり糖質制限は花粉症や副鼻腔炎に効果あり、と言えるかなと思います。
ただ、自分としては鼻炎になったので、自己評価は20点マイナスの80点としたいと思います。
20代後半から悩みだった頭皮の痒み・フケ
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20代からずっと大量のフケが、出ることに悩んでいました。
もちろん、毎日シャンプーをきっちりするのですが、薬用のものや自然由来成分のものなど、色々ためしてもダメで、上着の肩に積もるほどでした。
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痒みもフケもなくなりました。
自分で言うのもなんなのですが、これは凄い成果です。
糖質制限を始める時に、この悩みが解消されるとは、思いもよらなかったので、当の本人もビックリでした。
頭皮やフケの問題ということは、いわゆる肌トラブルです。
肌トラブルって、保湿をして、こまめな肌ケアをすることにばかり、気がいきますよね。
皮膚科で処方される薬も塗り薬だけが処方されていたり…。
ですが、考えてみれば、肌表面の細胞組織も、元の材料は食事で摂取したもので、作られるわけです。
適切な食事がとれていなければ、肌表面だって不調が発生するということを、身をもって体験した事例でした。
この問題が解消したという体験は、とても大きな満足感があったので、自己評価100点です。
家族にも迷惑をかけいた睡眠障害
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毎晩ひどいイビキなだけでなく、家内曰く、1分くらい呼吸が止まるような、無呼吸症候群状態だったそうです。
夜の睡眠の質が低かったせいかもしれませんが、逆に昼食後の眠気と倦怠感が強く、仮眠が取れるようなら取っていました。
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無呼吸症候群はゼロです。
たまにイビキはかくこともあるそうですが、ほぼないとのことです。
昼食後の眠気・だるさは昼食時に糖質を取らなければ〇、昼食時に糖質を取れば×です。
完璧に解消とはなってないので、自己評価はマイナス20ポイントの80点です。
この睡眠の質は、日中の活動のクウォリティに、大きな影響があります。
学生なら学業、社会人なら仕事のクウォリティを左右するということは、実は人生の一大事でもあります。
ということは、生涯年収にも差が出てきますし、ひいては人生の幸福度に大きな影響がある、重大問題です。
この件については、より詳しく書いた「睡眠時無呼吸症候群が治って快眠快適!糖質制限で体調改善した上に、業績が劇的に伸びました。」ブログ記事がありますので、是非そちらも併せてご一読くださいね。
人間関係にも悪影響を及ぼしかねなの体臭・口臭問題
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頭皮の痒み・フケと同じく20代のころから、悩みになっていました。
ひどかったのは足です。
あと、真夏に汗をかいた後も、背中あたりが臭っていたことを、何度も家内から指摘されていました。
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足の臭いがなくなりました。
夏場に汗をかいた後の、臭いもありません。
これも、頭皮の痒み・フケが解消したのと同様に、想定外だったので、満足語高く、自己評価は100点です。
私の場合、糖質を摂り過ぎていたことで、皮脂の分泌が多くなったことが、原因だったようです。
汗や皮脂の分泌が多いと、雑菌の繁殖が活発になり、臭いの元となります。
また、お酒も沢山飲んでいたので、酒と糖質のダブルパンチで、肝臓が毒素分解の役目を果たしきれていなかったのかもしれません。
お酒の量は変わりなく、糖質を控えただけで、この臭いの問題はピタッと解決しました。
ただ注意が必要なのは、糖質制限では体内のタンパク質と脂質を分解して「ケトン体」が多く作られますが、人によってはこれもまた臭いの元となる場合がます。
どうしても短期的に痩せたいなど、ある意味覚悟の上での糖質制限なら、許容できるかもしれませんが、ケトン臭が気になる場合は対策を考える必要が出てきますよね。
私の場合、このケトン臭が全く出ず、悩んだ経験がないため、実体験をもってのアドバイスはできないのですが、糖質制限提唱の第一人者で、京都高尾病院の院長である、江部先生のブログに非常に参考になる記事がありますので、リンクをご紹介しておきます。
記事タイトル:糖質制限食とケトン臭(アセトン臭) / サイト名:ドクター江部の糖尿病徒然日記
あと、口臭は私の場合は、元々言われたことがないので、問題なかったと思いますが、これも糖質制限で解消するというのは、よく言われている話です。
体臭や口臭というのは、場合によっては本人は、気付かない場合もあります。
ところが、これは人間関係に非常に大きな影響を及ぼすので、この問題も人生の幸福度に大きな影響が出てくる問題です。
糖質の摂取量を上手にコントロールして、臭い問題が解決すれば、恋愛や出世に好機が訪れるかもしれませんね。
仕事にダイレクトに影響するスタミナ
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カフェを開業してから、1日に就業時間数が12~15時間で、年間休日日数も数日という生活をずっとしていたので、もともと相当タフだったと思います。
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変わらず仕事三昧でやってますので、年齢相応の体力低下を除けば、少なくとも糖質制限で、体力が落ちたといったことはありません。
これは元々がタフなのでしょうか、カフェを開業してからスタミナ不足を悩んでこなかったので、評価しずらいのですが、今も元気モリモリであることに違いなし、ということで自己評価80点です。
正直、50歳を前にして、どうしても年齢的な衰えは感じることがあります。
このコロナ禍で、コロナ以前より店に立つ時間が減った分、体力は落ちたかもしれません。
それでも、このブログの執筆や、システムの構築など、頭脳労働を含めた時間数は、コロナ以前と比較しても変わりはありませんし、高い集中力で仕事に取組めています。
逆に、コロナ禍の前は忙しすぎて、新しいチャレンジが中々できず、やりたくてもやれないジレンマがありました。
それが今は存分に新しいチャレンジをしているので、モチベーションも高く、マインドは15年前に創業時より数段パワフルだと思います。
人間関係に直接影響する精神安定作用
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ちょっとしたことで、イライラしたり、不快感を貯めたり、他に対する防御反応が、生ずることがチョクチョクありました。(多分人並みに 笑)
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無駄に小事にこだわったり、イライラすることがなくなりました。
健康面が良好なことも、影響すると思うのですが、プラス思考で物事を考えるので、問題解決も早くなりました。
カフェの業績も伸ばせているので、総合的見地からも、良好な結果がでていると思います。
この件に関しては、別途ブログで詳しく書いているので、よかったらそちらも読んでみてくださいね。
将来の展望が明るくなる飲食習慣のススメ!肝臓負担が軽くなれば、メンタル安定、思考が活性化。貴方のパフォーマンスは確実に上がります。
絶対に怒ったり気が荒れたりすることはないのかと言えば、さすがにそうはなれてないので、5点マイナスの自己評価95点です。
糖質制限と言えば最も気になるところの減量効果は
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糖質制限前の最大体重 80kg
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現在の体重 75㎏
私の身長は172cmですので、平均体重はそれに対して+3.7kgです。
イマイチ痩せないのですが、これはカロリーの摂取量が落ちないように、タンパク質と脂質をしっかり摂っているからだと思います。
それと、どうしても仕事柄、試食や他店研究で、多少は糖質を摂取することもあります。
もう少しストイックに取組めば痩せるだろうなと思いますが、糖質による肥満とは内容が違うし、そもそも体調が良いため、それほど切迫感がないので、今はこれでよしとしています。
自己評価 70点
人生最高の贈り物。子作りにも成功
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1人
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糖質制限前は息子と家内の家族3人でしたが、糖質制限をしてからチャレンジは少し長くなりましたが、念願の第2子が出来て、今は4人家族です。
もともと、晩婚だった私たち夫婦に、長男が生まれたのが2010年。
この時私は既に38歳で、妻は37歳でした。
私が糖質制限を開始したのが2014年です。
糖質制限をスタートして、間もなく妊娠に成功しましたが、残念ながら流れてしまいました。
それからちょっと間があきましたが、ついに2018年に妊娠に成功。
2019年1月に長女が生まれました。
妊娠の時点で家内は、45歳にもかかわらず、自然妊娠&自然分娩で、体重なんと4100gの元気な赤ちゃんが産まれました。
2回目の妊娠、3回目の妊娠とも、糖質制限がしっかり出来ていた時期に受胎しました。
2014年に糖質摂取のコントロールを開始して以来、私は基本的にずっと継続、家内は断続的でした。
家内の場合は、月周期のイベントでの痛みが強いほうで、それによって強烈に糖質が欲しくなったりするようで、女性特有のハードルがあるなぁという印象です。
そんな家内でも、常に糖質摂取のコントロールにチャレンジする意欲は失わず頑張っていたので、出せた結果かなぁ~と思います。
なぜ、結果だせたのかというところは、医学的なところはさておき、ここまでのところでも書いてきたように、”元気”とか”モチベーションが高い”とか、”メンタルが安定する”といった、前提要因のほうを申し上げておこうかと思います。
こればっかりは回数が多いほうが絶対に可能性が高いわけで、夫婦の関係性だったり、その”元気”があるのかだったり、すると思います。笑
こうして生まれた娘は今可愛い盛りの2歳。個人的な自慢になっちゃって申し訳ありませんが、今が私の人生史上でも最高に幸福でありまして、そういう意味で自己評価100点とさせていただきます。
糖質摂取をコントロールする生活が定着した今の取り組み
糖質制限を開始した2014年から、6年が経ちその当時からすると、糖質制限へのストイックさは下がっています。
決して意識やモチベーションが落ちたということではなく、必要以上に厳格に糖質制限をする必要がないというところです。
長く糖質摂取を意識した生活を送っていると、糖質を摂り過ぎた時の体調の微妙な変化に、気づける体質になります。
前日夜に糖質食をすると、翌朝は少しボーっとした感覚になりますし、イビキも出ることもあるようです。
朝や昼に糖質食をすると、食後高血糖の反動で、眠気に襲われたり、低血糖で少しフラフラとしたりを感じます。
体臭などにもすぐに表れます。
なので、こういう時に「あ、少し糖質を摂り過ぎたかな~。」なんて思ったりします。
摂り過ぎたといっても、ごはんをごく普通にお茶碗一杯くらい食べた、とかいった程度なんですよ。
そんなときに、また気を付けようと思う気持ちが戻ります。
そうした場合を除けば、糖質制限以前のような体調不調が、再発するようなことはありませんので、総合的には良い結果を維持できていると思っています。
私の場合には、副鼻腔炎の状態がバロメーターです。
鼻炎症状が出ると、これは黄色信号です。
今年(2021年)の春は数年ぶりに、黄色信号が灯りました。
新作のデザート開発のために、試食を重ねたため、糖質を摂り過ぎた結果でした。
その辺りの経緯を書いたブログ記事がありますので、ご興味のある方は、こちらのブログ記事も読んでみてください。
実は今の食生活では、平均すると、3食のうち1食くらいは糖質食をするのですが、常に糖質摂取への意識があります。
私の場合、前回のブログ記事でご提案したような、量的あるいは質的な糖質吸収を、緩やかにする取組みをすることで、血糖値の急上昇を比較的回避できているのではないかなと考えています。
糖質摂取のコントロールで結果を出すために
糖質制限に関して検索をしていると、糖質制限を否定する論説も多いです。
正しい理解をしていないと、そうした記事に触れることで不安がよぎり、挫折しそうになることが多いのではないかと思います。
このブログをここまで読んでくださっていても、半信半疑であったり、否定情報に惑わされたり、されるかもしれません。
まず糖質制限に関する否定情報は、そもそも糖質制限を理解せず、古い知識のまま更新されていない根拠に基づいて、否定をされているケースばかりです。
特に多いのが、糖質制限をするとぼーっとしたり、眠気・だるさなどの低血糖が起こるといったものです。
私自身も糖質制限をはじめた矢先には、同様の症状が発生しました。
この原因は、糖質制限についての重要な理解が不足していたことで、栄養不足が生じていました。
その重要な理解とは、糖質制限を実践するときには、脂質・タンパク質をしっかりと摂取しなければいけない、ということです。
糖質を制限してもカロリーは制限しないことが、糖質制限の鉄則なのです。
そうしなければ、栄養不足になってしまいます。
痩せようという気持ちが先走ると、そのモチベーションの高さから、糖質を減らしつつ、タンパク質・脂質の摂取をそのまま維持したりするという、間違いを起こしてしまい、カロリー不足に陥るのです。
これは、従来のカロリー取り過ぎ悪玉説という、古い栄養知識が頭の片隅に、残ってしまっているからかもしれません。
「卵やマヨネーズの食べ過ぎは毒」や、「動物性脂肪の取り過ぎは体に悪い」は、近年の研究分野の最前線では、見直しが進んでいます。
今まで黒といっていたものが、急に白になったところで、その情報が浸透するのには、時間がかかります。
厚生労働省の栄養指導基準への反映は最後の最後となります。
私たちが知っている「動物性脂肪や高カロリーが身体に悪い」論は、最新の研究では過去の情報だということを、ご認識ください。
もしエネルギー不足を感じたら、糖質がなくなった分、カロリーが減ったことを、思い出していただいて、タンパク質・脂質の摂取量を、増やすようにしてください。
カフェジンタでは、糖質制限のオプションを、ご用意していますが、女性を想定したボリュームとなっています。
男性の方で糖質食の時に、ごはんをしっかり目に食べておられた方は、糖質制限オプション+メインダブルを、ご選択いただくのがおすすめです。
カフェジンタのメニューでは、このように糖質摂取のコントロールに併せて、しっかり栄養バランスを整えられるように対応しています。
糖質摂取のコントロールをこれから始めようと、お考えの場合でしたら、ぜひ参考にしてみていただけたらと思います。
糖質を意識した食事習慣の可能性
今回のブログ記事でお話した私の実体験は、糖質摂取を意識してコントロールすることで、手に入る健康の一例に過ぎないと私は思っています。
その理由は摂取する糖質量を最適化することが、人間という生物にもっとも自然な、食のバランスを模索する取組みだと考えるからです。
その点については前々回のブログ記事「もしあのまま私が糖質摂取量を意識せずにいたなら…。」で、歴史的観点と生命科学的観点から、お伝えした通りです。
しかしながら、糖質制限を実践するには、今の社会構造とのアンマッチもあり、意図的に常識(政府発行の栄養バランスガイドなど)とされることから、逸脱しなければならないという、難しさがあります。
そのためには、糖質制限の根本的な考えを、ちゃんと理解しないと間違った取組になってしまい、成果が出ないということが起きかねません。
あなたは、ここまで読み進めてくださっているので、その心配には及びませんが、残念な離脱となってしまう方がいるのも事実です。
ここまで読み進めて来られ、ご理解を深められたことを、自信としていただき、しっかりと食事の最適化をすることで、将来へわたっての健康を、手にしていただければと思います。